みなさん、こんにちは！ゆっぽです。
2023年10月よりテレビ東京にて放送が開始されたドラマ、「けむたい姉とずるい妹」。
著者のばったん先生は筆者が大好物とする百合漫画作品を多く手掛けている偉大な漫画家でもあり、今回ご紹介する作品以外にも「姉の友人」や「かけおちガール」などといった珠玉のストーリーをこれまで数多く世に放ってきました。
そんなばったん先生の代表作の一つでもある「けむたい姉とずるい妹」が、先日発売された単行本5巻を以て完結となりましたので、今回はこちらの作品をみなさんとシェアしていきたいと思います。
- 先の読めないハラハラドキドキ恋愛ストーリーがお好きな方
- ちょっぴり大人で人間ドラマも垣間見える作品がお好きな方
- 丁度良い長さで読み終わることのできる恋愛漫画作品をお探しの方
この記事を読むことで、「けむたい姉とずるい妹」のあらすじや見どころ、さらには現在放送中のドラマのキャスト等についてもおさえることができますので、この秋におススメの漫画を探しているという方はぜひ最後まで読んでいっていただけると嬉しいです。
なお、今回ご紹介する漫画「けむたい姉とずるい妹」は電子書籍配信サービスRenta!で購入が可能ですので、気になる方はぜひ下記のリンクもあわせてチェックしてみてくださいね。
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（注）ブログの記事内には一部ネタバレを含む要素が記載されていますので、予めご了承ください。
けむたい姉とずるい妹のあらすじと登場人物
性格が真逆な姉妹、“じゅん”と“らん”。
実母の葬儀で8年ぶりに再会したふたりだったが
ずっと音信不通だった理由は、妹の夫“律” (りつ)の存在。
律は、姉の元恋人だったのだ。険悪な姉妹は互いを意識するあまり一緒に暮らすことになるが、
もちろん静かに日々が過ぎていくわけもなく、
恋の歯車は、どんどんズレていきそうで……。3人の共同生活は、まだ始まったばかり――。
参考サイト：Renta!
けむたい姉とずるい妹は雑誌「Kiss」にて2021年から2023年にかけて掲載されていた漫画作品で、かつての恋人を妹に奪われた過去を持つ姉が、母の葬儀にて8年ぶりに再会した妹と、元恋人で現在は妹の夫でもある律と一緒に暮らすことで巻き起こる人間ドラマを描いたストーリーとなっています。
以下に主な登場人物を挙げておきます。
東郷 じゅん（とうごう じゅん）
けむたい姉とずるい妹コミックス1巻より抜粋
まずは物語の主軸となる姉妹のうち、しっかり者の姉であるじゅんです。
じゅんは原作では学校の先生をしており、性格も真面目で道徳心が強く、とても自立した印象を受けますが、その実かつての恋人であった律との思い出を未だに断ち切れないでいる繊細な一面も持ち合わせています。
母親の葬儀以降、妹夫婦と意にそぐわないかたちで同居することになりますが、このことがじゅんにとってさらなる波乱を巻き起こす火種となっていきます。
三島 らん（みしま らん）
けむたい姉とずるい妹コミックス1巻より抜粋
続いてご紹介するのはじゅんの異父妹である小悪魔系女子のらんです。
幼いころから自由奔放で姉とは対照的な性格のらんですが、自分にないものを持っている姉にずっと憧れている胸の内を明かせないまま大人になってしまったという背景があります。
母親にじゅうぶんな愛情を注いでもらえなかったことがコンプレックスとなり、姉の恋人であった律を結果的に略奪するかたちで結婚しますが、事あるごとにかまってちゃんを連発して律への独占欲を強めていきます。
三島 律（みしま りつ）
けむたい姉とずるい妹コミックス1巻より抜粋
最後は2人の姉妹を翻弄するきっかけとなるミステリアスな色男、律です。
常に無表情で何を考えているのか分からない、一見するとつかみどころのないキャラクターですが、作中では律の心情が読み取れる描写がいくつか登場します。
律には小説を書きたいという秘かな夢があるんだけど、過去のある出来事がきっかけでその夢を諦めざるを得なくなってしまうんだよね。
らんと婚姻関係を結んでいるにも関わらず、じゅんとひとつ屋根の下で暮らすようになったことで抑えていた律の恋心が再燃し、それが2人の人生を大きく左右することになります。
けむたい姉とずるい妹の見どころ
じゅんとらん、そして律を交えた3人の想いがそれぞれ交錯し、そこで巻き起こる波乱や人間ドラマを丁寧に描き出している本作品ですが、筆者イチオシの見どころポイントがいくつかありますのでそれについてもあわせてご紹介しておきたいと思います。
じゅんとらんの衝突と関係性の変化
けむたい姉とずるい妹コミックス2巻より抜粋
物語序盤では律を巡る想いや過去のしがらみが原因で、じゅんとらんの間には非常に険悪なムードが漂っています。
事あるごとに意見が対立し、姉妹の不仲の溝をますます深めていくように思えた二人ですが、周囲の人々の助けもあって徐々に冷静さを取り戻していき、お互いが改めて姉妹という関係性について考え始めるようになります。
けむたい姉とずるい妹コミックス5巻より抜粋
嫌いなのに憧れを捨てきれない、離れたいのに放っておけない、そんなお互いの本音が物語全体を通して明らかになっていくさまは、読んでいてとても感情移入してしまうものがあります。
ストーリーが進むにつれて二人がどのような成長を遂げるのか、そのあたりにもぜひ注目して物語を読み進めていっていただければと思います。
時折見せる律の妖艶さ
けむたい姉とずるい妹コミックス1巻より抜粋
この「けむたい姉とずるい妹」という作品を読むにあたって決して欠かすことのできない存在でもある律。
じゅんとらんの姉妹にとっては恋の駆け引きにおける起爆剤のような立ち位置にいる彼ですが、その死んだ魚の目のような仏頂面とは裏腹に、とてつもないフェロモンを放っていることが作画からも見て取れるのではないでしょうか？
この絵の背景がタバコの煙なのか律が発している色気なのかもはやわけがわからなくなってきたわ。
けむたい姉とずるい妹コミックス2巻より抜粋
作中では真顔で大胆な行動を取ることも多い律ですが、そのギャップに姉妹が完全にノックアウトされている様子を見ても、いかに律がミステリアス系色男なのかがよく分かります。
二股と言ってしまうと聞こえは悪いですが、「どちらも好き」とはっきり言い切ってしまう律の魅力にハマってしまう女性読者が多いことは否定できません。
みんなはこんな罪なオトコに騙されちゃダメよ！
三人の過去とこれから
けむたい姉とずるい妹コミックス3巻より抜粋
じゅんとらん、そして律の唯一の共通点は、みんながそれぞれ過去のトラウマに縛られているということです。
そしてそのことが現在の生き方にも大きな影響を与えており、三人は試行錯誤を重ねながらも前を向いて歩いていこうと必死にもがきます。
けむたい姉とずるい妹コミックス5巻より抜粋
この作品は大人の恋愛漫画であると同時に、それぞれのキャラクターの過去との向き合い方を描き出している作品でもあるので、三人の生い立ちを知ることは作品を読み進めていくうえでとても大切なポイントになってくると言えます。
最終的にこの三人がどのような決断を下し、どのような道を選ぶのか、ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。
ドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」
現在、テレビ東京で毎週月曜日、夜11：06より放送中のドラマプレミアにて人気を博している「けむたい姉とずるい妹」ですが、実写ドラマのキャストは以下のようになっています。
- 東郷 じゅん役…栗山千明さん
- 三島らん役…馬場ふみかさん
- 三島律役…栁俊太郎さん
栗山千明さんといえば長くてツヤツヤの黒髪ロングが特徴的な女優さんよね？
そうそう！今回このドラマの主演を演じるにあたってなんと30年以上ぶりに髪を25センチカットしたんだって！大胆なイメチェンだよね。
らんちゃん役の馬場ふみかさんも、期待を裏切らないあざとワガママぶりを見事に演じているわよね。
まさしくその通りだね。ドラマの中でもどうやってじゅんや律を振り回していくのか、これからますます楽しみだなぁ。
そして一番ドンピシャだったのが、律役の栁俊太郎さんね♡
あの目の感じといい、雰囲気といい、まさにリアル律としか言いようがない！
ドラマ版ではじゅんの職業が教師ではなく心療内科医になっていたり、二人の再会が8年ぶりではなく13年ぶりになっていたりと若干の変更点が見られますが、今後この三人がどのようなスキャンダラスな展開を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
ドラマ版では大塚愛さんの歌うオープニングテーマ、「マイナーなキス」も要チェックよ♪
まとめ
以上がばったん先生原作の注目作品、「けむたい姉とずるい妹」のご紹介になります。
原作とドラマ、それぞれ違った楽しみ方ができる非常にスタイリッシュで妖艶なストーリーとなっていますので、少しでも興味のある方はぜひ、リアルタイムでドラマを視聴しつつ、漫画作品の方もチェックしてみてはいかがでしょうか？
今後も筆者イチオシの漫画作品を見つけ次第、じゃんじゃんご紹介していきたいと思いますので、よろしければ引き続き、次回以降の投稿もお待ちいただけるととっても嬉しいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ではまた、See you soon!
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