父の日ギフトにも！アイリッシュウイスキーの特徴とおすすめの銘柄5選

みなさん、こんにちは！ゆっぽです。

もうすぐ父の日。

いつも頑張ってくれているお父さんに日ごろの感謝を伝える日でもありますが、みなさんはもう何をプレゼントするかお決まりでしょうか？

実は海外では何かのお礼として、ちょっぴり高価なお酒をギフトとして渡す文化が大変人気でもあります。

そこで今回は、アイルランドに滞在歴のある筆者が、父の日ギフトとしてもぴったりなおすすめのアイリッシュウイスキーについて、みなさんとシェアしていきたいと思います。

この記事を読むことで、アイリッシュウイスキーの知られざる魅力とその種類について詳しく知ることができますので、お酒が好きな方や父の日のプレゼント選びに困っているという方はぜひ最後まで読んでいっていただけると嬉しいです。

それでは、どうぞ！

アイリッシュウイスキーとは？

アイリッシュウイスキーは世界五大ウイスキーの一つとしても数えられており、自国の穀物を使用してアイルランド国内の倉庫で3年以上の期間熟成されたものの総称を指します。

豊かな土壌を有し、年間を通して寒暖差が少ない気候が特徴でもあるアイルランドでは、ウイスキー作りに適した条件が整っており、国内各地には数々のウイスキー蒸留所が点在しています。

アイリッシュウイスキーが他のウイスキーと異なる最大の特徴は、モルトに加えて未発芽の大麦も加えることにより、穀物の香り豊かでスパイシーな味わいを再現することができる、「シングルポットスチル製法」を採用している点です。

一般的にアイリッシュウイスキーは蒸留回数が多いため滑らかな味わいになっているのが特徴で、本場のアイリッシュパブではそのままストレートで飲むスタイルが最も人気とされています。

現在ではブッシュミルズ蒸留所やミドルトン蒸留所、クーリー蒸留所などといった名だたるウイスキー蒸留所がそれぞれ主力となるウイスキーブランドを世に打ち出しており、アイルランド人のみならず世界中の人々を魅了し続けています。

おすすめのアイリッシュウイスキー

それではここからは、筆者がアイルランド滞在中にテイスティングしたアイリッシュウイスキーの中から特におすすめしたいものを順番にご紹介していきたいと思います。

パワーズ アイリッシュウイスキー（POWERS Irish Whiskey）

特徴：シナモンの香り、洋ナシのフルーティーさ、ハチミツのような滑らかなフィニッシュ

パワーズアイリッシュウイスキーは1791年、ジョンズ・レーン蒸留所にて創設者であるジェームズ・パワー氏によって開発されたウイスキーブランドです。

シングルポットスチル製法を採用し、3回蒸留したあとにアメリカ産のオーク樽で7年以上熟成させることにより、上品で奥深い味わいを実現させています。

仕上げにグレーンウイスキーをブレンドすることで、テイストに丸みをもたせ、初心者でも大変飲みやすいのも特徴の一つと言えます。

スパイシーでドライな飲み口が際立つこちらのウイスキーは、ストレートでそのまま飲むことをおすすめしますが、炭酸などで割ってもキリっとした味わいになるのでぜひ試してみてください。

タラモアデュー (TULLAMORE DEW)

特徴：トロピカルの香り、ドライフルーツやナッティーさ、ビターな余韻

タラモアデューはジェイムソンに次いで2番目に販売量が多いアイリッシュウイスキーで、日本ではサントリーから販売されています。

モルト原酒、グレーン原酒、そしてポットスチル原酒をそれぞれブレンドさせて作られたこちらのウイスキーは、1829年にアイリッシュウイスキー史上で初めて商品化されたブレンデッドウイスキーとも言われている、大変歴史のある商品となっています。

心地よいモルティネスの甘みとともにパイナップルやマンゴーのような南国果実のフルーティーさが感じられ、スコッチウイスキーなどによく見られるピーティーさやスモーキーさは抑えられています。

スタンダードの他にもシングルモルトやアルコール度数が高めのフェニックスなど、多彩なラインナップを取り揃えている点も嬉しいです。

パディ アイリッシュウイスキー (Paddy Irish Whiskey)

特徴：モルトの香り、ウッディーで軽快な味わい、ソフトな余韻

パディアイリッシュウイスキーはアイルランドの南西部に位置するコークのミドルトン蒸留所で作られているウイスキーで、2020年にはインターナショナル・ウイスキー・コンペティションでベスト・アイリッシュウイスキーに選ばれた実績もあります。

ポットスチル原酒とグレーン原酒に比べてモルト原酒を多めにブレンドして作られているこちらのウイスキーは、その他のアイリッシュウイスキーよりもモルトの軽快さや甘みが際立つ仕上がりになっているのが特徴でもあります。

香ばしいビスケットやバニラの余韻を感じさせるような味わいは、創設者であるPatrick J. O’Flahertyことパディ氏が試行錯誤後の末に完成させた究極にバランスの取れたウイスキーの醍醐味とも言えます。

カクテルやソーダ割り、アイリッシュコーヒーなどどれを取っても相性の良いウイスキーとなっていますので、おうちに一本あるだけで大活躍するアイリッシュウイスキーと呼ぶにふさわしいでしょう。

バスカー アイリッシュウイスキー (The Busker Irish Whiskey)

特徴：フローラルの香り、キャラメルやペッパーの味わい、スパイシーなフィニッシュ

バスカーアイリッシュウイスキーはアイルランド南東部カーロウ州に位置するロイヤルオーク蒸留所で製造されているウイスキーで、比較的歴史も新しい新進気鋭のブランドでもあります。

シングルモルト、シングルグレーン、ブレンドと各種ラインナップを取り揃えているバスカーですが、とりわけ筆者がおすすめしたいのはアイリッシュウイスキーの個性を存分に活かしたシングルポットスチルです。

銅製のポットスチルで蒸留後、バーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽の3種の樽を贅沢に使用して熟成されたこちらのウイスキーは、リッチで複雑な味わいとともにまるでお花畑にいるような洗練された香りも堪能することができます。

アルコール度数44.3％としっかりしたボディもさることながら、一口飲むごとに新しい発見を感じられるような、そんなウイスキーに仕上がっていますので、甘さとスパイシーさが両方欲しいという贅沢なリクエストにも応えられるイチオシの商品です。

アイリッシュマン ウイスキー (The Irishman Whiskey)

特徴：シトラスの香り、熟した果実やスパイスの味わい、滑らかなフィニッシュ

アイリッシュマンウイスキーはバーナードとローズマリーのウォルシュ夫妻によって設立されたクラフトウイスキー蒸留所、ウォルシュ・ウイスキー蒸留所で作られている代表的なブランドで、世界的にも高い評価を受けているアイリッシュウイスキーです。

70％のシングルモルトと30％のシングルポットスチルウイスキーを組み合わせて作られ、バーボン樽で熟成された味わいは、まるでピーチやマンゴーなどのみずみずしいフルーツをイメージさせるようなフレッシュネスを感じさせます。

アイルランドの豊かな自然と、ウイスキー蒸留の長い歴史に敬意を表して、｢収穫｣｢恵み｣を意味する　｢ザ･ハーヴェスト｣と名付けられたこちらの商品は、口に含むとまさにアイルランドの大自然を彷彿とさせるような贅沢な味わいに仕上がっています。

あとから追いかけてくるトフィーやバニラの甘みも心地よく、ずっと余韻に浸っていたくなるような、そんな洗練されたウイスキーになっていますので、特別な日の一杯としてはまさにパーフェクトと言えるでしょう。

まとめ

以上が筆者が個人的におすすめするアイリッシュウイスキー5選のご紹介になります。

大切な人への贈り物や記念日にも大活躍するだけでなく、日常の晩酌のお供としてもぴったりなアイリッシュウイスキー。

普段飲み慣れているウイスキーがある方もそうでない方も、これを機にちょっぴりニッチなアイリッシュウイスキーの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか？

今回ご紹介したウイスキーはどれもお手頃価格で入手できるものばかりですので、少しでも気になる商品があったという方はぜひリンクから詳細をチェックしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ではまた、See you soon!